ふたりの子どもたちが中学生、高校生だったころは毎日お弁当を作っていました。
3歳違いなので、延べ9年間。
その時使っていたお弁当箱は捨てられずにしまってあります。
娘が中3、息子が高3になり、学年の終わりに先が見えてきたころ、私は20年ぶりに剣道を再開しました。
仕事を持ちながら、お弁当作りや食事の支度、その他の家事との両立は容易くはありませんでしたが、剣道という励みができたことで頑張ることができました。
子どもたちはそれぞれ、高校を卒業すると、進学のために家を出ていきました。
息子31、娘28。ふたりとも家にいない今、毎日何を食べているんだろうと気になりながら、今は自分の健康のためにお弁当を作ります。
食べることは生きること。
夕方、娘が銀座で桃のタルトを買ってきてくれました。
甘熟桃がたっぷり。鼻に桃の香りが抜けます。タルト生地とクリームとの相性もよく、思いがけないご褒美に感謝でした。